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2008-06-08 (Sun)
小説な様なものを書いてみました。←
ハッピーエンドにはなってません。

少しだけ登場人物を紹介します。ちなみに知らなくても全く影響ありません。


織田 蓮夏 おだ れんか
・♀ 18才 高校3年
・・皐月のことは本当の姉のように慕っていた
・浩太とは6歳も離れて居るがめっぽう強い
・兄思い
・皐月を失ってからの浩太を見ているのが辛いらしく早く元気になって欲しいといつも思っている
・いつも浩太と行動を共にするためカレカノに見られることもあるが、
否定するのは面倒くさいので放置

織田 浩太 おだ こうた
・♂ 23才 フリーター
・皐月と付き合っていた。
・元は明るい性格でとがった八重歯が印象的な活発な男の子だった
・皐月を失ってからは誰も愛さなくなった
・蓮夏の事は大切にしてます
・妹思い


明智 皐月 あけち さつき
・浩太の彼女だった。
・活発な性格で思ったことは口ださないと気がすまない
・浩太とは幼馴染で自分から告白した
・付き合った後は毎日喧嘩するようなカップル
・でもちゃんと愛はありました
・蓮夏の事は妹のように大切にしていた。

では下からどうぞー。






6月のある日。天候は雨。梅雨真っ盛り。
皐月姉ちゃんがこの世を去ってからもうすぐ3年になる。
あの日もこんな雨の日だった。
そんな日に私はお兄ちゃんと空を眺めていたの。

「ねぇねぇ、お兄ちゃん」

「ん?どうした。蓮。」

「お兄ちゃんは何故 人を愛そうとしないの?」

「え?またお前は、突然だな。そんな事聞いてどうするつもりだ」

「聞いてるのは蓮の方よ、お兄ちゃん。」

「まぁ。そうだな。」

「だからさっさと答えてよ」

「…。別に人を愛そうとしてないわけでは無いよ。」

「なら…。」

「だけど、愛する事におびえているのは確かかもな」

「皐月姉ちゃん見たいに自分の前から消えてしまうのが怖いから?」

「そうかもな。」

「だからお兄ちゃんは誰も愛さないの?」

「あぁ。」

「でもそんな事皐月姉ちゃんは望んではいないと思うわ」

「だろうな。あいつは自分の幸せよりも人の幸せを願っていたから。」

ねぇ、お兄ちゃん。
お兄ちゃんは皐月姉ちゃんの気持ち分かっていないよ。
皐月姉ちゃんは本当にお兄ちゃんの幸せを願ってるはずよ。

「ならどうして?」

「…。蓮にはまだ分からないかもしれないけど何かを愛すると言うことは何かを失う事なんだ。
俺はもう何かを失うなんて我慢できないからな。」

お兄ちゃんはそう言うと「外の空気をすってくる」といってタバコの箱を握り締めベランダに出た。
皐月姉ちゃんとおにいちゃんの思い出の場所のベランダに、
昔はそのベランダに背中が二つ移っていたけど今は一つしか見えない。
私はその言葉になにも反応できないままぼーっと光を失った兄の姿を眺めることしか出来なかったの。

外はあの日同じ様な雨。
お兄ちゃんの表情はあの日と変わらない。
笑う顔なんてここ3年間見たこと無かった。

ねぇ、お兄ちゃん。
いつからお兄ちゃんはそんなに怖がりになってしまったの?
失うことが怖いなら守れば良いじゃない。
失うことを怖がるのは止めて。確かに失うことは怖いけれど、
人間は失うものがあって初めて得ることができるの。


私がベランダを見たとき
あの日と同じ雨。 
いつもの街に
兄の姿はもうどこにも無かった。

ねぇ、お兄ちゃん
今どこにいるの?
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