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2007-07-14 (Sat)
時は 戦国時代。
場所はある殿が納めているある大きな国。
えっと此処は大きな街と言うべきでしょうか。
他の街を見た事ないからしりませんけどね、
この辺では他の街をしらないのは当たりまえなのです。
戦国時代ならば尚更ね。
ところで私ははい。高知 唯莉。
この国一番の呉服屋の一人娘です。
簡単に言えば看板娘ですね。
あ、はい冗談。
高知呉服屋は、この国の主までも常連様であります。
なのでこの国の長、いや、お殿様とも顔見知りなのです。

「おい。唯莉、我の話を聞いているか?」

「えっあ、はいなんでしょうか?」
あ、しまった。
今この国の殿様。金瓦夜 宗良 と話していたところなのでした。

「唯莉、聞いてなかっただろう。」

しまったばれた…。
まぁ、大丈夫さ。
ところで今私、金瓦夜様のお城にいます。
理由は…

「そんなご無礼な事していませんわ。でももし不快に思われたならば。
この首をあなた様にささげます。
ところで、金瓦夜様、
お城に私を御呼び立てするなんて…。何か御用達でしょうか。」

何の用だよ。
金瓦夜様の前にまで呼ばれて、金瓦夜様と直接話せて私うれしいです。
そんな事思うわけないだろが。この私が。

「お前の首など我ははいらぬ。お前の首などより我が求めるものは敵将の首のみ。
そしてきしょくの悪い敬語を使うな、」

金瓦夜様は、眉をひしめかし私を軽く睨みつけつ重い口をまたもう一度開けた。

「ですが、金瓦夜様。あなたは国の殿様、私は国一番の呉服屋の娘。
私が貴方様に敬語を使わないなど、この首を失っても償い切れぬ罪ですわ。」

私は彼に深々と頭を下げる。
私みたいな平民がこの国のお殿様に敬語を使わないだなんて
家柄が汚れてしまうわ。

「そうか。どうでもいいが、そのこの国一番っと自分で強調するのはどうかと。
そしてそのニヤ着いた顔を上げろ」

「あは。なんだばれてたの?あたしがニヤついていた事。
ついでにいいじゃないのー。あたしの家は国一番でお殿様お気に入りの呉服屋なんだもの」

あたしは堂々と顔を上げ彼の顔を見た。
彼はあきれた顔で大きな溜息をはきだしている。
「お前は昔から変わらぬな。歳を取れば年頃の女共のように
すこしはおとなしくなると思ったのだがな」

そしてまた大きな溜息を、なんか馬鹿にされている気分だ。
「何?あんたは私に女らしくなって欲しいと?」

「そんなこと我にはどうでもいい。」
「ならいうな。」
「・・・・」と宗良。

何歳になっても変わらないといわれても仕方ないじゃないの。
あんたは一人で変わってしまって。
そう私たちはこの身分の差がありながら幼馴染でありました。
小さい頃の宗良はものすごく可愛かったのに。
いつも「唯莉ー」「唯莉ー」って私の後ろをずっと歩いてきてたり、
お忍びで城を逃げ出して一緒に遊んだりもした。
でもいつの間にか戦場に行きだして、会えるのも2ヶ月に一回とか
気がついたら他の国に行ったりして、
最近では宗良が私を呼んでいるっと宗良の部下の人がわざわざ
私を呼び出しにきてやっと会えるぐらい。
自分から会いに行くことはできないのよ?

「私が変わってないように見えるのはあんたが変わりすぎているからよ?」

「我がか?変わった覚えはないがな」

「変わったわ。そして私を置いてけぼりにしている」

自分で言ってて悲しくなってくるぞ。

「置いてけぼりにしたつもりはないんだがな。」
「つもりはなくても実際置いてかれてる私がいますけど。」
「お前が追い付けばいいだろう。」

彼はまた呆れたように私を横見し、開放感がたっぷりある襖から空を見つめた。
私の存在は空よりも下か。

「そうね。追いつけたら、追い付いてるわ。
だけどそれが出来ないからこんな所で、立ち止まっているの。
あなたはいつでも私の前にいるし。
それに私は貴方のように強い人間でもないわ。
今を生きるのに必死なの。確かにあんたは国の長で私よりも大変な運命を背負ってるし、私よりたくさん苦労してる事だって知ってる。
だからこそあんたが遠い存在になってしまいそうで怖いのよ。
一度国を出たらいつ帰ってくか分からない。その上に行くときぐらい私のところにきたらどう?
帰ってきたと思ったらいきなり家来をつかって私を呼び出して。
お城に行くまでずっと家来に挟まれていくのよ。
まるで私が何かしたかのようにね。どんなに嫌な思いをするか。
昔は、本当によかった。あんたはずっと私の側にいて、一番の理解者だったから。
あんたさえいればこの世界いらないって思ってたわ。
でも今は違う。あんたさえも失いそうで、側にいてさえも言えない
本当に私どうしたらいいかわからない。」

気が付くと頬には一筋の雫が。
こんな事言ったら彼困るだろう。
案の定彼は口をぽかっと開けてこちらを見ていた。

「あ、さっきの取り消しです。す、すいません。私帰ります。」

やばい。一応彼国の長なのに。
とりあえず迷うより逃げよう。
私は勢いよく立ち上がり出口に向かった。
はずなのに。
何故か私は彼の腕の中にいた。

「え。ちょっと宗良。な、何してるのよ。」

正宗は無言で私を抱きしめている。
強く強くでも何故か優しく。

「宗良,離して、
こんな所だれかに見られたら…。」

正宗の部下でも来たら大変じゃないか。
国の長と国一番の呉服屋の娘が抱きあってるのですよ。

「すまぬ。唯莉、今だけは許せ。」

「宗良…」
「今から言う事、忘れてもいいから。
せめて我の気持ちしっていてくれ。」
「うん、」

彼は抱きしめた腕を緩め、向き合うよな形に私を移動さした。

「我は今まで、この国のためと思いずっと敵陣に向かっていた。
そして我が活躍すれば愛するお前が喜ぶと思っていたのだ。
だが本当は違う。お前のためと思っていたのに
いつの間にかお前を悲しめていた。
そんなことも気付かず我は馬鹿だった。
本当は気付いていた、お前の気持ち。そして我がお前に持っているこの気持ちに。
今まで知らぬふりをしていたのだ。
だがもう、我慢はせぬ、我はお前 唯莉の事を愛してるいる。」

私の頭は真っ白になった。
突然国の長に愛を告げられたから。
彼ら頬を赤らめ「すまぬ。今のはきにするな」と告げた。

きにするな?無理。きにするわ。
私は背中を向けている彼に向かって

「あのね。正宗?私も貴方を愛してるいるわ」
といい、彼の前に歩き出して
精一杯の背伸びをして彼と唇を重ねた。

「ゆ・・唯莉!?」

「愛してるからね。宗良・・?」

彼の顔がまた一段と赤くなった。

ずっとずっといつまでも傍にいてね。
私の世界はあなたなのよ。
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