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2007-08-26 (Sun)
愛してたよ いつまでも


その日まで ずっと 元気で


真っ青な空の下を私はのんびり歩いてた。
別にどこへ行きたいわけでもないし、かと言っていく場所がないわけでもない。
ただ、ただ探したかっただけなのかもしれない。
自分の生まれた街の大通り 生まれた病院。
ただただなんとなく歩いてただけ。

道端で女の子にすれ違った。
ピンクのランドセルにうっすら茶色がかった
やわらかそうな髪の毛を二つくくりにしていた。

小さな男の子に出逢った。
幼稚園にかよっている年齢ぐらいで、とても可愛かった。
小さな手に小さな花をもって好きな子のところにでも行くのだろう。
笑顔がいとおしかったよ。

何もない空き地の隣を通って、小さな喫茶店をみつけた。
中には入ることはしなかったけども
きっと中は可愛くて優しい店長さんがいる、
外見がそんな感じで分かった。

道の先にあったひまわり畑。
皆太陽に向かって美しく咲いている。
綺麗だねっと隣にいた老夫婦が話し合っていた。
その老夫婦はお互いの事を分かりきっているような笑顔で笑いあった。
笑顔がとても綺麗で、心に残った。

そのまま歩き出して、迷いそうになったけど
今日は迷っても迷子にならないと思った。
とりあえず。今日は何もいらない気がしたんだよ。
適当なところで右に曲がって次は左に曲がって
最後は真直ぐ歩いていく。
そんな単純なまま歩いていた。

そして見つけたんだ、私の探していたもの。
小さな墓地についた。街はずれのしぜんに囲まれた綺麗な墓地に、
ただただ、私は歩いたんだ。
本当に見つけることができたよ。
あの人のお墓に。

「お久しぶりね、元気してたかしら?」

返事の来ないことなど本当は分かっていた。
でもなぜかこの声が君に届くような気がして。

「ごめんね。中々これなくて、心の整理って結構難しいのよ」

だっていきなりあんた消えちゃうのだから。
あんたが悪いんだからね。

「あ。そうだ。あのね、私この街から出ようと思うの」

ごめんね。この街は大好きだよ。
そうしたらあんたに会えなくなるけどね。

「あんたを忘れれないからじゃないのよ。
ただね、あんたが見ようとして夢を私が見たくなったから。」

忘れないでいい方法これしか分からなくて。
すこし君から離れるのは怖くて、つらくて、

「だから、待っててね。きっといつか此処に帰ってくる」

だからさよならは言わない。
結ばれることのない運命だとしても、
私には君がいたから、この街があるから
もう一度此処に帰ってくる。

どんなにつらくても 悲しみを味わっても
いつか笑える日が来るはずだから
今私は旅立つ。
もう一度此処に帰ってきたときに
君にたくさんのお話を話してあげたいから。
この街で生まれ育ってよかったと思いたいから。

だから、私は行くね

きっといつかまた笑い会える日がくるから。

その日まで ずっと 元気で、

end
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